Dr.Web Enterprise Security Suite バージョン 10.0のアップデートについて
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簡易化された構築手順で、より導入しやすく
Dr.Web Enterprise Security Suite 10.0は、新たなDr.Webライセンスマネージャーによって、複数の部門間で流動的な端末の移動が発生する複雑なネットワーク構成を持つ企業における、アンチウイルスの導入及び購入が、簡易化されました。
- NEW!一つのライセンスでネットワークをカバー:1つのネットワークにおいて異なる複数の管理サーバを設置する場合に、手動でライセンスを分割する必要はありません。
- NEW!キーファイルを置き換える手続きの簡易化:アンチウイルスサーバ上で用いるキーファイルはこれまで2個のキーファイルが必要でしたが、新バージョンから1個のキーファイルにてライセンスを運用できるようになりました。これにより、更新時のキーファイルの置き換えなどで、誤ったキーを用いるリスクが大幅に軽減され、より簡単に運用を行うことができます。
- NEW!ライセンスマネージャーに新しいキーファイルを追加することがより簡単になりました。:キーファイルの解凍が不要となったため、キーを置き換える手続きが簡易化されました。
最先端の技術でお客様の運用を支えます
- NEW!Dr.Webサーバのネットワーク・サブシステムにより、これまで以上に大規模なネットワークに対する実用性が高まりました。また、大規模ユーザーでの利用時における、パフォーマンスの低下を最小限に抑えることができます。
- 機能改善!より多くのコンピュータをDr.Webで保護する場合を想定し、端末が表示される管理画面のグループツリーを大幅に改良しました。
- 機能改善!Control Centerによる直接的なデータベースの制御、及び任意のSQLクエリ実行が可能となりました。さらに、対応するデータベースの種類を大幅に拡充しました。
簡単なインストールと柔軟な管理
セキュリティの大幅な強化、及び安定性の向上
- NEW!Dr.Webアンチウイルスサーバのクラスターと、クラスター・プロトコルのサポート:同プロトコルによって、複数のDr.WebサーバからDr.Webエージェントの管理を行うことができます。
- 機能改善!Dr.Webエージェントは、シングルユーザー向けDr.Web Security Space 9.1をベースに提供しているため、Control Centerで指定できるWindows対応ステーション及びサーバのためのアンチウイルスコンポーネントの設定を大幅に拡充しました。
- 機能改善!管理者権限機能が改善されました。管理者に対して、業務上必要とされる権限のみの提供を可能とするシステムとなりました。
- NEW!Control CenterからDoctor Webの最新ニュースを閲覧:いつでも、ITセキュリティ分野の最新動向を知ることが出来ます。※ニュースの言語は、英語もしくはロシア語となります。
メンテナンスコストの削減
- 機能改善!Active Directory 及び LDAPシステムと連携する機能が大幅に拡充されました。Active Directory 及びLDAPでワークステーションを探索するオプションのほか、端末グループの自動的な同期機能が加えられました(端末によるアンチウイルスサーバへのアクセスが自動的に認証されたときにプライマリグループを変更する場合を含む)。
- 機能改善!Active Directory、LDAP 及び RADIUS上に保管されるデータを基に認証できる機能が拡充されました。ネットワーク管理者は外部管理者認証の設定をテストすることが可能になりました。また、UNIX系ネットワーク管理者のためにPAM認証のサポートが追加されました。
- NEW!通知システムにてSNMPをサポート。
- 機能改善!ワンタイムジョブの実行が可能となり、タスクシステムが拡大されました。
ポリシー管理の利便性が向上
- NEW!エクスポート・インポートのほか、グループ又はワークステーションの設定を、アンチウイルスネットワーク内の他のグループやステーションに関連付けることが可能です。これによって、ポリシーの変更と、任意のグループへの適用が迅速に出来ます。
- NEW!Android、 macOS 及び Linuxに対応したDr.Web エージェントの接続情報が含まれる設定ファイルをControl Centerからダウンロードできます。設定ファイルを用いて、より簡単にアンチウイルスネットワークへの接続を行うことが可能です。
簡易化かつ自動化された端末の監視インターフェイス
- 機能強化!Control Center のインターフェイスの改善により、表示される情報が一定の間隔で自動的に更新されるため、感染が発生した際に速やかに対応することができます。
- NEW!アンチウイルスネットワーク内にてオンライン状態の各端末を使用しているユーザーのリストを閲覧できます。
セットアップオプションの拡充
- NEW!セットアップに必要なすべてのコンポーネントが格納されたアンチウイルスエージェントのディストリビューションファイルを使用して、アンチウイルスのインストールが行えます。速度の低い通信回線など、インストール後にコンポーネントをダウンロードするセットアップ方法の実施が困難である場合、特に有効なオプションとなります。
- NEW!ネットワークのスキャナーを使って様々なドメインに所属する端末を検索することができます(アンチウイルスエージェントをインストールするときに管理者がこのオプションを利用する場合に限る)。また、予め指定されたルールに則って端末をグループに割り当てることができます。
- NEW!必要なときに、Dr.WebエージェントのインストールファイルをControl Centerから電子メールで送付することができます。
- NEW!ネットワーク上にいくつかのActive Directoryサーバが存在する場合、分散ファイルシステム(DFS)経由でエージェントのインストールが行われます。
システム情報の収集
- NEW!ローカルネットワーク内にて保護された端末のハードウェア及びソフトウェア情報を確認することができます。
新しいアップデートシステム
- NEW!アップデートシステムでは、変更のあったファイルのみをリポジトリからダウンロードするため、速度の低い通信回線を利用される場合には、アップデートシステムへの負荷が大きく軽減されることになります。
- NEW!クライアントコンピュータへアップデートを適用する前に、管理者が選択したコンピュータ上でアンチウイルスソフトウェアのアップデートのチェックを行うことができます。さらに、インストールされるアップデートの選択、アップデートのロールバック、指定日時でのアップデートの実行、アップデートの結果をControl Center上で閲覧することができます。
- NEW!アップデートをダウンロードするために、管理者はグローバルなDr.Webアップデートシステムから最も近い地域のサーバを選択できます。
- NEW!アンチウイルスサーバのリポジトリのバックアップがControl Center上で設定可能です。
- NEW!グローバルなアップデートシステムからDr.Webサーバリポジトリをスタンドアロンモードでダウンロードするためのユーティリティ。Dr.Web Enterprise Security Suite 10.0がインストールされている場合、インターネットへのアクセスが利用できないときに、このユーティリティが利用されます。アップデートをダウンロードするために、Dr.Web Enterprise Security Suiteを外部サーバにインストールしたり、他の方法でデータベースを取得してそれをネットワーク上に移動したりするようなことが、不要になりました。
- NEW!グループ(Multicast) のアップデート
- NEW!Control Center経由でアンチウイルスサーバのアップデートを行うことが可能です。これにより管理サーバ自身をGUIから数クリックでアップデートできます。
レポート送信及び統計情報のシステムにおける利便性の向上
- NEW!アンチウイルスネットワーク統計のエクスポート、並びにDr.Webサーバのスケジュールに沿ってPDF形式で電子メールから送信することが可能です。
- NEW!Dr.Web Enterprise Security SuiteのControl Centerでアンチウイルスサーバの状態を表示することが可能です。
- 機能強化!アンチウイルスサーバのログを利用する機能が拡張されました。Control Center経由でDr.Webサーバ及び同一キーファイルにて運用され、ネットワーク上接続可能な他のDr.Webサーバからログファイルをダウンロードすることが可能になりました。